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次世代の賃貸マンション

もう、言いがかりを真に受けるのはやめよう。
ある日、上司から新しい同僚を紹介された。 午前中はお互い別の仕事をするが、午後はずっと隣り合わせで財務報告書の調査をしなくてはならない。
相手は胃でも悪いのか、強い口臭にすっかりまいってしまった。 だが、よく働く気のいいやつなので、気持ちを傷つけるようなことはできない。
数日たって、彼は一緒に仕事ができてとてもありがたいと言ってきた。 結婚してまもなく、私とBはパーティで一組の感じのいい夫婦と知り合いになり、ほどなくして彼らの家へ夕食に招かれた。
おいしい前菜を味わっているとき、その家の奥さんが特製チェダーチーズをかけた一家の伝統のマッシュポテトを用意していると聞かされた。 ところが、それは生ぬるく、けっしておいしい代物ではなかった。
やがて、みんなでテーブルの上を片づけ、デザートの用意をしていると、奥さんが私を見ながら「先ほどのマッシュポテトはお口に合いましたかしら〜」と聞いた。 私は正直に感想を言えなかった。
いい人がうそをつくのは、他人から何か搾取するためとか、自分の得になるようにするためではない。 せっぱつまったときには、誰でも差しさわりのない状況をつくろうとか、愛している人を救おうとしてうそをつくだろう。

また、関係ないことに出しゃばってくる相手には適当なことを言うだろうし、大切に思う人との葛藤を避けたくて、ほんとうのところをぼかすこともよくあるものだ。 また、自分以外のいい人たちの気持ちを代弁して、うそを言うケースもきっとあるはずだ。
もっとはっきり言えば、「真実は明かせないが、いい人でいたい」と思うときにつくうそがある。 こうした窮地をジレンマといい、2つの選択肢のどちらも同じように分が悪い、といった状況をさす。
この種のジレンマでは、両方の選択肢「いい人だが正直ではない』か「正直だがいい人ではない」のどこの、いい人なのか正直者なのか、というジレンマは2つの場合に生じる。 一つ目は誰かが約束したことを果たせなかったり、単純な期待にもそえないときに起きる。
たとえば、あるボランティア委員のひとりはとてもいい人だが、自分の役割を果たさないために、ほかの連中が頭にきている。 あるいは休暇中に友人が留守番しに来てくれたが、帰ってみると植物は枯れ、猫は飢えていた。
どちらの例でも、いい人は何も言わないか、すべて順調なふりをするという、うそをつきがちだ。

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